Akari Hoshou

シルバー産業新聞4月号に記事が掲載されました。

シルバー産業新聞2025年4月号にeeラーニングの記事が掲載されました。

以下本文

居宅介護支援事業所を運営するイーアス(埼玉県越谷市、武田二郎社長)は、居宅介護支援事業所向けのオンライン研修システム「eeラーニング」の販売を開始した。年度利用料は1事業所あたり2万2000円で、在籍するケアマネジャー全員が利用できる。

このシステムでは、居宅介護支援事業所に義務付けられている▽認知症▽プライバシー保護▽倫理・法令遵守▽高齢者虐待防止▽ハラスメント▽感染症▽業務継続計画――など必須研修を網羅。

研修はケアマネジャーに特化し、実務に直結する内容となっている。例えば虐待防止の講座では、虐待発見時の通報方法や対応を解説。倫理研修では、指定取消事例をもとに対応策を紹介する。

1講座は15~20分。端末の制限がなく、複数のケアマネジャーが同時に別の場所から受講可能。動画は毎年更新され、研修のマンネリ化を防ぐ。

糸魚川恒氏は「ケアマネジャーは日々の業務が多忙で、研修の時間を確保するのが難しい。また、集団研修では日程調整の負担が大きい。そこで、どこでも受講しやすいよう簡潔で分かりやすい研修内容を構築した」と説明する。

業務効率化を支援する機能も充実

同システムには、研修報告書のテンプレートが用意され、受講日や報告内容を入力するだけでWeb上で管理できる。年度ごとの検索も可能で、運営指導時の確認がスムーズになる。すでに導入した都内の居宅介護支援事業所では、運営指導の際、義務研修の実施状況をWeb管理画面で提示することで確認がスムーズに行えたという。

また、年2回開催が求められる虐待や感染対策の委員会が活用できる議事次第のほか、各種指針のひな形もダウンロードでき、資料作成の負担を軽減する。

必須研修の動画に加え、運営指導対策、加算取得、スキルアップや業務改善などについて解説した特別講座も20本配信中で、今年度は全52本の配信を予定している。「eeラーニング」加入事業所は無料で視聴できる。講師は、東京・千葉で単独型居宅介護支援事業所を運営するマロー・サウンズ・カンパニーの田中紘太社長が務める。

武田社長は「2024年の介護報酬改定で研修や委員会の負担は約3倍に増えた。ケアマネが本来業務に注力できるよう支援したい。また、オンライン学習の普及を通じて、若手ケアマネがストレスなく学べる環境づくりにもつなげていきたい」と語る。

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